競輪の検車場が主な活躍の場。最高のパフォーマンスを発揮して欲しい想いから開発が始まったゲージです。
GAUGE42S（ゲージ４２S）は、競輪用フレーム中心面とギヤ板中心面との距離「４２ｍｍ±２ｍｍの基準」を確認するゲージです。写真のようにゲージのV溝をシートチューブに当て、長穴（幅４ｍｍ）の中にチェーンが入ればチェック完了です。長穴のセンターはシートチューブのセンターから４２ｍｍなので、覗いた穴にチェーンリングが収まっていれば検査基準を満たしていると判断できます。特にテーパークランクをご使用の場合、テーパー部が擦れ過ぎて必要以上に奥へ押し込まれる場合があります。また、締め込みが甘くて、クランクが入り切っていない場合もありますので、そのような場面でGAUGE42Sをご使用いただき、適切なポジションにチェーンリングがあるかをご確認ください。また、落車後は衝撃で曲がることもあるチェーンリングの確認にもご利用いただけます。
素材はステンレスのSUS３０４（１８－８ステンレス）を使用。旧型では行わなかったバレル研磨加工を追加し、フレームを傷つける恐れがある切断面と角を滑らかにしています。チェーンリングの歯の曲がりを確認する時、旧型はクランクに当りクランク裏の歯の曲がりを確認できせんでしたが、サイズダウンしたことでチェーンリングを一周回せるようになりました。また、シートチューブに当てる口部を９０°から１０８°に広げたことで、横幅のあるシートチューブの車体にもフィットします。
余談ですが、クレジットカードのサイズに寄せて持ち運びを便利にしたゲージなので、クレジットカードのICチップのデザインをモチーフにしたロゴマーク（よく見るとラ）をレーザー刻印しました。ちょっとした遊び心です。
商品アドバイザー：前橋競輪場検車員 石井謙児氏（Sunlight Yellow オーナー）
-注意事項-
※ゲージの角でフレームを傷つけないよう注意して作業してください。
※当製品は、NJSの車体を検車するためのゲージとして製作しました。BBシェルの設計幅によっては正しく計測できませんのでご留意下さい。
※海外のメーカーのハブによっては、リアのスプロケットの位置が異なる場合があります。その場合、当製品で確認しても良いチェーンラインが出ていない場合もあるとご認識ください。